#伊藤貫 #国際金融資本陰謀論 を論破する

#ロスチャイルド


「国際金融資本陰謀論は誰かを悪者にして米国支配に気付かせないための工作」(ロスチャイルド陰謀論を論破する その①) 伊藤貫×西部邁conspiracy theory has been refuted.


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伊藤貫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


伊藤 貫(いとう かん、1953年(昭和28年) - )は日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家。アメリカ・ワシントンD.C.在住。東京大学経済学部卒業。


経歴


東京都出身。東京大学経済学部卒業。

ワシントンD.C.のビジネス・コンサルティング会社とロビイスト事務所で国際政治・米国金融アナリストとして勤務。

2017年2月12日には慶應義塾大学で講演を行った[1][2]。


主張

思想

17世紀のヴェストファーレン体制(ウェストファリア体制)や19世紀のウィーン体制のように、勢力均衡を目指す古典的な外交思想の復活を唱えている。

エドマンド・バーク、アレクシ・ド・トクヴィル、T・S・エリオット、ジョージ・ケナン、シャルル・ド・ゴールなどを支持する古典的自由主義者で、保守派の言論人である。しかし日本の親米保守(拝米保守)と国粋保守に対しては批判的である。

安全保障理論

戦前の日本の中国侵攻と戦後の日本の対米従属政策の双方を、バランス・オブ・パワー戦略の視点から批判してきた。

冷戦終了後のアメリカ政府の世界一極化戦略、攻撃的な対露政策・中東政策等を、厳しく批判してきた。その一方で、日本の安全保障を維持するために、日本政府が必要最低限の自主的な核抑止力を構築する必要性を指摘している。

核戦略理論においては防御的なミニマム・ディテランス理論を支持しており、アメリカ政府が提唱してきた攻撃的なカウンターフォース理論を批判している。

国際政治学リアリスト学派を熱心に支持し、ジョン・ミアシャイマー、ケネス・ウォルツ、サミュエル・ハンティントンを特に評価している。

一方でジョセフ・ナイなどには否定的で、相互依存論を厳しく批判し、アメリカの日本学者(ジャパノロジスト)やジャパン・ハンドラー(対日政策専門家)に対しては懐疑的である。

米国政治

アメリカ合衆国副大統領カマラ・ハリスについて、表ではポリティカリー・コレクトな態度を保っているが、実際には汚い人物であるとしている。

寄稿

『シカゴ・トリビューン』、『ロサンジェルス・タイムズ』、『セントピーターズバーグ・タイムズ』、『コモンウィール』(Commonweal)、『フォーリン・ポリシー』(Foreign Policy)、『Voice』、『正論』等に外交評論と金融政策分析を執筆。

隔月刊誌『表現者』(MXエンターテインメント)に2013年1月号から「遠景に浮かぶ祖国の姿――ワシントンから日本を見る」を連載している。

2018年春から政治思想誌『クライテリオン』において、ヨーロッパ外交史、国際政治学のパラダイム、欧米保守思想に関して、連載評論を執筆している。

TV出演

国内

西部邁ゼミナール

『核』が日本を沈没から救う 2010年10月16日

「危機の時代」における「核」の意味 2011年5月14日

アメリカの自滅と日本の自殺【1】 10年以内に起こり得るドル危機 2012年11月3日

アメリカの自滅と日本の自殺【2】

バランス・オブ・パワー balance of power 日本よ自立自存を 2012年11月10日

米華同盟、日本列島を食い苛む 2013年7月27日

アジアは大火事で燃えている【1】

世界情勢が混沌とする中で日本の外交は 2014年4月13日

アジアは大火事で燃えている【2】

核保有国とは衝突しないアメリカと自主防衛しない日本。 2014年4月20日

文明の衝突と不介入主義外交 2015年2月15日

アメリカ文明は欠陥品である 2015年2月22日

年末特番「アメリカニズムを如何にせん」 【前半戦】 2015年12月31日

年末特番「アメリカニズムを如何にせん」 【後半戦】 2016年1月1日

【隔月刊誌「表現者」連動企画】 「アメリカ帝国大混乱!!!」【1】 2016年8月13日

「アメリカ帝国大混乱!!!」【2】

世界を崩壊させるトップ0.1%層による金融資本主義 2016年8月20日

『MX・表現者連動企画』【3】

全世界が秩序なき混沌と暴力の時代に刻一刻と近づいている 2016年8月27日

現代アメリカ―近代主義のモンスターなのか【1】

「歴史感覚乏しき国家アメリカの実情」 2017年2月18日

現代アメリカ―近代主義のモンスターなのか【2】

『未来展望を暗闇にする進歩信仰』 2017年2月25日

「世界大分裂を語る!!!」【1】 -いつまでアメリカの属国でいるのか 2017年12月9日

「世界大分裂を語る!!!」【2】

The System is Rigged!トップ0.1パーセントの富裕層が全てを支配する米国流民主主義の頽廃 2017年12月16日

「世界大分裂を語る!!!」【3】

近代文明の救済には『穏健な社会主義』が不可欠 2017年12月23日

日本文化チャンネル桜

タイトル 放送日

米国から見た祖国・日本の現状 2010年9月13日

日米関係の真実 2011年4月21日

【討論】安倍新総裁誕生と、対中国・朝鮮『超限戦争』開始!【1】・【2】・【3】 2012年9月29日

中韓の「妄言」領土外交とアメリカ 2012年10月1日

【討論!】米中アジア管理か?東アジア情勢の行方 【1】・【2】・【3】 2013年6月1日

アメリカと世界はどうなる 2014年3月20日

アメリカの中東・世界戦略の真実 2015年2月9日

米中衝突は起こらない!アメリカが日本を守らない理由 2015年11月19日

伊藤貫・激動する国際情勢の真実 2017年10月31日

年末特別対談・伊藤貫氏に聞く 2018年12月30日

特別対談・伊藤貫の警告!

パックス・アメリカーナと中華思想の間で摩滅する「商人国家・日本」 2019年10月26日

海外

CNN、CBS、NBC、米国公共放送、ITN、BBC等の政治番組で外交政策と金融問題を解説。

著書

単著

『中国の「核」が世界を制す』PHP研究所、2006年2月。ISBN 4-569-64868-1。

『中国の核戦力に日本は屈服する 今こそ日本人に必要な核抑止力』小学館〈小学館101新書〉、2011年2月。ISBN 978-4-09-825102-5。 - 『中国の「核」が世界を制す』の改訂版。『正論』2011年2月号に掲載された田母神俊雄との対談を収録。

『自滅するアメリカ帝国 日本よ、独立せよ』文藝春秋〈文春新書 852〉、2012年3月。ISBN 978-4-16-660852-2。[3]

『歴史に残る外交三賢人 ビスマルク、タレーラン、ドゴール』中央公論新社〈中公新書ラクレ 677〉、2020年2月10日。ISBN 978-4-12-150677-1。

共著

中西輝政編著『「日本核武装」の論点 国家存立の危機を生き抜く道』PHP研究所、2006年9月。ISBN 4-569-65447-9。 - 中西輝政、日下公人、平松茂雄、櫻井よしこ、西岡力、伊藤貫、兵頭二十八による論考・鼎談を収録。

日下公人共著『自主防衛を急げ! 日本人の覚悟 Toward Independent Nuclear Deterrence』李白社、2011年4月。ISBN 978-4-89451-933-6。

寄稿

「米国エスタブリッシュメントは日本社会党をどうみているか (社会党が問われていること〈特集〉)」『Kakushin』、民社党本部新聞局 / 民社党本部新聞局 〔編〕、1989年11月、 pp. 18-21、 ISSN 0286-5386。

「米国から見た日米同盟の必然性 (日米特別関係に終止符を〈特集〉)」『Kakushin』、民社党本部新聞局 / 民社党本部新聞局 〔編〕、1991年12月、 pp. 16-20、 ISSN 0286-5386。

遠藤浩一「同盟の多角化で「ACR〔米・中・露〕包囲網」を切り開け」『Kakushin』、民社党本部新聞局 / 民社党本部新聞局 〔編〕、1992年5月、 pp. 48-51、 ISSN 0286-5386。

「フォーラム 最近のワシントン事情――米・中二極覇権構造は日本の長期的国益になるか」『月刊官界』第24巻第8号、行研、1998年8月、 pp. 194-201、 ISSN 0385-9797。

「バブルをなぜ放置してきたのか 「グリーンスパン神話」崩壊の真実」『金融ビジネス』、東洋経済新報社、2001年6月、 pp. 32-37、 ISSN 0911-1239。

ニュート・ギングリッチ、ウィリアム・バック「ブレーン対決 イラク突撃しかない? ブッシュ政権の経済危機打開策――ニュート・ギングリッチ/元米連邦下院議長・共和党政策アドバイザー、ウィリアム・バック/米民主党本部・報道部長 (Top Story 米国株崩壊の次に来るもの 墜ちる米国 怯える日本)」『週刊東洋経済』第5777号、東洋経済新報社、2002年8月、 pp. 36-37、 ISSN 0918-5755。

「日本も核武装をという米国の声 (イラク・北朝鮮 さし迫る危機・日本の選択) ―― (金正日の魔弾に備えはあるか)」『諸君!』第35巻第4号、文藝春秋、2003年4月、 pp. 86-94、 ISSN 0917-3005。

「「NO」とは言わないアメリカ (特集 是か非か 日本核武装論)」『諸君!』第35巻第8号、文藝春秋、2003年8月、 pp. 111-119、 ISSN 0917-3005。

ジェイムズ・ウールジー「日米で北朝鮮を大空爆せよ――「タフな政策」なくして中国の外交姿勢は変わらない――元CIA長官 J・ウールジー」『Voice』、PHP研究所、2003年12月、 pp. 102-109、 ISSN 0387-3552。

ジェームス・リリー「アメリカの中国専門家が日本に直言! 中国内部の「表と裏」を見極めよ (戦後60年総力特集 ヤルタ否定 「新しい戦後」の始まり) ―― (中韓の呪いから醒めよ)」『諸君!』第37巻第7号、文藝春秋、2005年7月、 pp. 76-89、 ISSN 0917-3005。

「石原慎太郎「核」発言は迫真 2020年 中国の「核」が世界を制す (総力特集 忍び寄る中国覇権に屈するのか)」『諸君!』第38巻第1号、文藝春秋、2006年1月、 pp. 34-45、 ISSN 0917-3005。

兵頭二十八「「北の核」より「中国の核」 「核の選択」を真剣に考える時が来た (特集 瘴気(しょうき)放つ中国の今)」『諸君!』第38巻第5号、文藝春秋、2006年5月、 pp. 88-100、 ISSN 0917-3005。

「人物交差点 核抑止力なき日本は中国の属国になる」『明日への選択』、日本政策研究センター、2006年8月、 pp. 30-35。

東谷暁「世界の多極化と国家の自主防衛 インタビュー (特集 思想としての核)」『表現者』第8号、ジョルダン / 西部邁事務所 編、2006年9月、 pp. 66-83。

「米国 本音は「日本の核武装阻止」 (特集・北朝鮮ミサイル危機) ―― (ミサイル危機・六つの視点――「七・五ショック」後の世界に日本はどう対応するか)」『Voice』、PHP研究所、2006年9月、 pp. 156-159、 ISSN 0387-3552。

「多極化 世界の平和と安定のためには日本と台湾の「核保有」が望ましい (SIMULATION REPORT 印パ、中東、そして東アジア、南米も……核兵器は進化し、増殖する 「核戦争」のリアル――超マル核拡散時代と日本の選択)」『Sapio』第18巻第21号、小学館 / 小学館 〔編〕、2006年10月、 pp. 8-10。

「自主的な核抑止力構築に踏み出す秋(とき) (特集 安倍政権で日本はこうなる)」『諸君!』第38巻第10号、文藝春秋、2006年10月、 pp. 46-53、 ISSN 0917-3005。

「背景 中国スパイ組織と米民主党の爛れた関係 だから「アメリカの核の傘」は信用できない (FOCUS 自らの国を自ら守る気概を持て! 今問われているのは「覚悟」だ 「金正日の核」を迎え撃つ「ニッポン核武装宣言」)」『Sapio』第18巻第25号、小学館 / 小学館 〔編〕、2006年11月、 pp. 12-14。

Robert H.Bork「米保守派の「最重鎮」からのメッセージ これが日米両国憲法の欠陥だ――見過ごされてきた改正のポイント」『正論』、産経新聞社、2006年12月、 pp. 140-153。

フランシス・フクヤマ「ネオコン外交、日本核武装論は間違っている (特集 「核」を問う)」『諸君!』第39巻第2号、文藝春秋、2007年2月、 pp. 86-98、 ISSN 0917-3005。

「いまこそ自主的核武装を (特集 闘え! 安倍総理) ―― (歴史に残る大仕事を)」『Voice』、PHP研究所、2007年3月、 pp. 74-76、 ISSN 0387-3552。

西部邁「鼎談 ポスト・イラクの世界秩序(前編) (特集 ポスト・イラクの世界秩序)」『表現者』第12号、ジョルダン / 西部邁事務所 編、2007年5月、 pp. 16-48。

中西輝政「米国もたぶらかされている――多極化する世界でわが国は一等国になれるか 伊藤貫〈対談〉中西輝政 (特集 「笑う中国」を信じられるか)」『Voice』、PHP研究所、2007年5月、 pp. 96-105、 ISSN 0387-3552。

中川昭一「名誉ある独立のために当然の国防論議――やっぱり核論議は必要だ。武断的な核武装国に"包囲"され、顔色をうかがうだけの存在でいいのか (特集 東アジアの"新冷戦"に日本は生き残れるか)」『正論』、産経新聞社、2007年5月、 pp. 46-59。

西部邁「ポスト・イラクの世界秩序(後編)鼎談」『表現者』第13号、ジョルダン / 西部邁事務所 編、2007年7月、 pp. 86-105。

ジェームズ・マン「中国の軍拡を助けるブッシュ――「経済発展が独裁を終わらせる」と楽観できる不思議 (特集 日米「甘え」の終焉)」『Voice』、PHP研究所、2007年7月、 pp. 70-79、 ISSN 0387-3552。

「アメリカの一極覇権主義と対日ダブル・コンテインメント (特集 アメリカは敵か味方か)」『表現者』第15号、ジョルダン / 西部邁事務所 編、2007年11月、 pp. 46-51。

「国運を誤る愚かな選挙!?――マッケインのネオコン外交は国益を侵す (特集 「アメリカ帝国」衰亡の危機)」『Voice』、PHP研究所、2008年11月、 pp. 92-99、 ISSN 0387-3552。

「オバマ米新大統領の「チェンジ」が日本にもたらすもの」『正論』、産経新聞社、2009年1月、 pp. 122-131。

「「米国の核」頼みの日本は、十五年で中国の属国だ (総力特集 リセット、日米同盟)」『諸君!』第41巻第3号、文藝春秋、2009年3月、 pp. 76-85、 ISSN 0917-3005。

「折節の記 試験秀才と謎解き秀才」『正論』、産経新聞社、2009年4月、 pp. 38-40。

「核武装なくして日本は滅ぶ――あえてタブーに踏み込んだ8つの理由 (特集 アジア10大危機! 「60年の平和」が壊れる日 急浮上!日本を襲う脅威)」『Voice』、PHP研究所、2009年9月、 pp. 84-93、 ISSN 0387-3552。

「10年後、米軍が東アジアから撤退する理由」『Voice』第397号、PHP研究所、2011年1月、 pp. 68-77。

田母神俊雄「緊急対談 核保有は道徳的行為である」『正論』第467号、産経新聞社、2011年2月、 pp. 170-182。

「対米依存主義は、何故、間違った国家戦略なのか?」『治安フォーラム』第17巻11(通号 203)、立花書房、2011年11月、 pp. 43-48。

「自主防衛、待ったなし アメリカの「中国封じ込め戦略」に対する8つの疑問」『正論』第482号、産経新聞社、2012年3月、 pp. 92-102。

脚注

^ “伊藤貫氏(国際政治アナリスト,著述家) 「The World with President Trump」”. Keio Grand Design by Japan (2017年2月12日). 2017年2月23日閲覧。

^ “講師2人と参加者による集中討議”. Keio Grand Design by Japan (2017年2月12日). 2017年2月23日閲覧。

^ 日下公人 (2012年3月21日). “固定観念を打破する貴重なアメリカ論──伊藤 貫『自滅するアメリカ帝国 日本よ、独立せよ』”. 本の話Web. 2017年2月24日閲覧。

関連項目

勢力均衡

日本の核武装論

ケネス・ウォルツ

現実主義

外部リンク

伊藤 貫 - PHP研究所

典拠管理 ウィキデータを編集

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カテゴリ: 日本の評論家 日本の思想家  日本の政治学者 日本のナショナリスト 国際政治史学者 東京大学出身の人物 在アメリカ合衆国 日本人 東京都出身の人物 1953年生 存命人物


#チャンネル桜 #伊藤貫 #ユダヤ陰謀論 の欺瞞

『「西部邁 & 伊藤貫」の思想 』様より

シェア、掲載。

ありがとうございます。感謝です。

ユダヤ陰謀論は誰かを悪者にして米国支配に気付かせないための工作

日本を無力化する日米同盟、核武装ではなく精神武装へと情薄の大衆を巧妙に誘導


「西部邁 & 伊藤貫」の思想


引用元

チャンネル桜

平成25年6月1日放送

【討論!】米中アジア管理か?東アジア情勢の行方

●ユダヤ陰謀論(国際金融資本陰謀論)の矛盾①(※①の補足)(ディープステートの定義)

https://uipkmwvubg9azym.hateblo.jp/en...​

昨日(1月22日)、チャンネル桜に出演した伊藤貫氏が「ディープステート」という言葉を使用していたが、人によって、この言葉の意味(定義)が異なるので、伊藤氏(やトランプ)が言うディープステートと、馬渕睦夫氏や林千勝氏が言うディープステートとの違いを明確にしておきたい。

伊藤氏が番組内でディープステートとして挙げていたのは、司法省、CIAなどの米国の官僚、アメリカの資本家、アメリカの政治家(共和党・民主党両党)、アメリカのマスコミである。

一方、馬渕氏や林氏が言うディープステートは、伊藤氏とほぼ重なるが、資本家の種類が微妙に異なる。

伊藤氏は、アメリカの資本家(ユダヤ系アメリカ人が多い)と表現したが、馬渕氏はロスチャイルドなどのアメリカ人に限定しないユダヤ系資本家、林氏はロックフェラー系資本家とアメリカ人に限定しないロスチャイルド系資本家としている。

ロスチャイルドやロックフェラーというふうに資本家を特定しているところと、ロスチャイルドに関しては、アメリカ人に限定せず、アメリカ国外の資本家も含めているところが、伊藤氏とは異なる点である。

この(ささいな)相違点が、両者の考えを根本的な部分で異なるものにしている(※後述)。

それ以外に異なる点を確認するために、両者の主張を比較してみよう。

まず伊藤氏の場合は、アメリカによる世界支配(一極覇権)を目指すという国家戦略に基づき、この資本家たち(ネオリベとも表現している)とネオコンが一体となり、世界をアメリカの軍事力で支配することによって、アメリカ人の資本家がお金儲けできるように世界を作り替えていくというものである。

一方、馬渕氏や林氏の場合は(※両者の主張は同一ではないので以下の記述はどちらかだけが主張しているものも含む)、この特定の財閥系資本家が米国を支配下に置くのみならず、全世界をすでに支配下に置いているというものである。

だから、ソ連を作ったのも彼らであるから、米ソ冷戦は軍需産業が儲けるためのお芝居(茶番)であり、北朝鮮を裏で操る(バックで支える)のも彼らであるから、北朝鮮は脅威ではないし、中国を作ったのも彼らであるし、EUを作ったのも彼らである、などと主張し(※これらの主張は伊藤貫氏、つまり、国際政治学とは全く異なるものである)、

彼らの目標は、世界をグローバル化して(共産化に等しい)、自分たち以外の人々を家畜化することであるとしている。

目的とするところが世界支配である点は両者とも同じだが、それ以外は異なる。

1つ目の異なる点は、伊藤氏の場合、世界支配を目指しているとしているが、馬渕氏と林氏は、すでに世界を支配してる(これまで世界を支配してきた)としているところである。

国際政治学では短期間、特定の国家が世界を支配していたことが過去数回あったとされているだけなので、馬渕・林氏が主張するような国家ではないユダヤ系資本家グループが世界を支配できるということは否定されるし、何かの組織が長期に渡り世界を支配し続けているということもあり得ないことになる(論理的に矛盾する)ので、否定される。

つまり、伊藤氏の主張は、国際政治学の枠組み(思考のフレームワーク)の中に納まる(=論理的である)が、馬渕・林氏の主張は、国際政治学の論理では説明できないものである(非論理的である)。

2つ目の異なる点は、伊藤氏の場合、資本家と政治家や官僚は共犯関係(癒着している関係)であるが(※資本家が全てを支配下に置いているとまでは言えない)、馬渕氏・林氏の場合、資本家だけが全てを支配下に置き、全てを取り仕切っているとしているところである。

これも1つ目で指摘したのと同じ理由により、伊藤氏の主張は、国際政治学の枠組み(思考のフレームワーク)の中に納まる(=論理的である)が、馬渕・林氏の主張は、国際政治学の論理では説明できないものである(非論理的である)。歴史の教科書にハリマンなどが出てくることもあるが、それよりもはるかに政治家が多く登場することを思い出せば、非論理的であることは分かるだろう。

これに関しては、①の記事で下記のように書いた。

人を騙すコツは、99%の真実(世界を支配する者がいる)の中に1%の嘘(世界を支配する者はユダヤ系資本家である)を混ぜ込むことである。ここで注意していただきたいのは、ユダヤ系アメリカ人の資本家の一部が多額の政治資金を供給することで米国政治に大きな影響力を行使していることは事実である。しかし、この事実と、ユダヤ系資本家グループが世界を支配したり、アメリカを乗っ取っているという(ウソ)話とは、同じではない。この違いについては動画を作っているので関心のある方は是非見ていただきたい。

https://nishibesusumu-itokan-no-shiso...​

3つ目の異なる点は、伊藤氏が資本家の動きのベースにはアメリカによる世界一極化戦略という国家戦略があるが(※①の記事に書いたが、それを証明する機密文書がある)、馬渕氏・林氏の場合は、国家戦略ではなく、資本家グループによる合意のようなものである(※それを証明する証拠はない)。シオン議定書が偽書であることは前回の記事で書いた。

これも1つ目と2つ目と同じく、伊藤氏の主張は、国際政治学の枠組み(思考のフレームワーク)の中に納まる(=論理的である)が、馬渕・林氏の主張は、国際政治学の論理では説明できないものである(非論理的である)。

ここまで「国際政治学の論理では説明できないもの=非論理的」と何度も書いたが、この意味は、国際政治学で見いだされた論理は世界中の多数の国際政治学者によって、その論理性が議論・検証を経て認められたものだから、「国際政治学の論理に合致するもの=論理的」と言えるという意味である。

また全体を通して言えることは、伊藤氏の主張にはそれを証明する機密文書などの証拠があるが、馬渕氏と林氏の主張には、それを裏付ける証拠がない(想像や推測による)ものが混じっているということである。このことについても、伊藤氏の主張は、論理的であるが、馬渕・林氏の主張は、非論理的であると言える。

以上をまとめると、 伊藤氏の主張するディープステートと、馬渕氏と林氏の主張するディープステートは、構成員が重なるから、一見するだけだと同じもののように思えるが、その構成員と資本家との関係性、その資本家の動機、その資本家の種類(その資本家が何者であるのか)、が違う。

もっと簡潔に言えば、伊藤氏の言うディープステートとは、エスタブリッシュメント層、つまり、アメリカ国内の既得権益層である。

一方、馬渕氏と林氏の言うディープステートとは、全世界(国家)を支配する財閥系ユダヤ系(ロックフェラー系)資本家と、彼らに支配される各国の指導層たちの集合体である(※後者のディープステートについては、その存在を証明する証拠がない)。

最後に、より大きな視点から見た場合の両者の違いを見てみよう。

最初に指摘した違いであるが、伊藤氏は資本家をアメリカ(人)の資本家としているが、馬渕・林氏は、アメリカの国籍に限らない、無国籍のユダヤ系の資本家・ロスチャイルド財閥を資本家としている。

また、すでに指摘した違いであるが、伊藤氏の場合、この資本家たちは、アメリカの一極覇権という国家戦略に基づいて動いているが、馬渕・林氏は、米国とは無関係の国家の枠を超えた資本家グループ(ネットワーク)の合議に基づいて動いているとしている。

つまり、前者は国家の枠に縛られているが、後者は国家の枠に縛られていない。

この2つの違いに共通していることは、伊藤氏の場合、アメリカという国家をベースにし、その枠組みの中でアメリカの資本家が動いているが、馬渕・林氏の場合は、アメリカという国家の枠を超えた領域で、無国籍の資本家が動いているという点である。

これを別の言い方をすれば、伊藤氏は国際社会の動きを主権を持つ国家と国家とが自分たちの利益(国益)を巡り、競い合うという国際政治学のフレームワークに基づき考えているが、一方、馬渕・林氏は、国家主権というものが、形だけは存在するが、その実体はなく、国家の枠を超えて(国家主権を無効にしてしまうほど、国家を支配し)、国際金融資本家が国際社会のほとんどすべてを取り仕切っていると考えているということである。

馬渕氏の「すべてウォール街が決めているのだから、国際政治学を学ぶことなどバカらしい」という発言(※チャンネル桜主催の沖縄講演会での発言)は、両者の考え方の根本的な違いをよく表しているだろう。

また、この考え方の根本的な違いにより、伊藤氏にとっては、日本の核武装を妨害している米国は日本にとって対峙すべき悪であるが、馬渕・林氏にとっては、アメリカは無国籍の資本家たちに乗っ取られた犠牲者(日本人にとって信頼できる友人)になるのである。

また、中国という脅威に対する解決策は、伊藤氏は日本の自主核武装(=反「対米従属」)であるが、馬渕・林氏にとっては、中国も敵わないほどの強大な力を持つユダヤ系資本家に逆らわずに従うことが日本の国防のためには必須になり、搾取されるのは嫌だと思いつつも仕方がないと諦め、その資本家が支配するアメリカに従うこと、つまり、対米従属が解決策になるのである。そして、同時に、精神武装によって、ユダヤ系資本家たちの支配を見抜くことによって、彼らの搾取(支配)を阻止できると説く。

別の言い方をすれば、伊藤氏はリアリスト思考(現実主義)、馬渕・林氏は、国際社会を正義と悪という二元論で見る理想主義であり、寄らば大樹の陰という思考のバンドワゴン・巧妙な対米従属思想、巧妙な親米保守思想である。


ユダヤ陰謀論者による対米従属への誘導の危険性については、下記の記事に書いた。

https://uipkmwvubg9azym.hateblo.jp/en...


ロスチャイルド


「国際金融資本陰謀論は誰かを悪者にして米国支配に気付かせないための工作」(ロスチャイルド陰謀論を論破する その①) 伊藤貫×西部邁conspiracy theory has been refuted.


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「西部邁 & 伊藤貫」の思想

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#ロスチャイルド #イルミナティー

■ロスチャイルド(国際金融資本)陰謀論を論破する

①「国際金融資本陰謀論は誰かを悪者にして米国支配に気付かせないための工作」 伊藤貫×西部邁

https://youtu.be/268QGcqDgrg

②「世界の支配者の正体を徹底解説!」 西部邁×伊藤貫

https://youtu.be/r5AtZ5LgOT0

③「世界支配(人類家畜化計画)を企む者たちを特定!」伊藤貫

https://youtu.be/_81Niwcg-W8

④「世界支配の黒幕と、その手法を詳細解説! 世界の支配者はロスチャではない!」西部邁×伊藤貫

https://youtu.be/iww9Ll7gOcU

⑤「世界支配の黒幕が欧州を支配する手法と、日本に対する支配との違い」(伊藤貫×西部邁)

https://youtu.be/1SvJZphZf00

⑥「ブレグジットはロスチャイルドの陰謀!?」(伊藤貫×西部邁)

https://youtu.be/pRhySPpAPt8

・ロスチャイルド(国際金融資本)陰謀論を論破する(フルバージョン ver.1)

https://youtu.be/dSSoB2w6Uo0

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伊藤貫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

#YusukeKusuyama 1975 X #楠山祐輔 ➣ #INTERNATIONAL

ChatGPT4o OpenAi Yusuke Kusuyama (楠山祐輔) - プロフィール 生年月日: 1975年10月28日(昭和50年) 出身地: 和歌山県 職業: ソーシャルメディアインフルエンサー、広報担当 特徴: クリスチャントランスヒューマニズムの世界的代表格 保守的なキリスト教倫理観を持ち、国際的に活動

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