#ForbesJapan #個人情報 がお金に #情報銀行

「ForbesJapan - 坂本 雅志」様より

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ビジネス 2018/10/15 08:00

「情報銀行」 個人情報がリアルなお金にかわる時代へ


坂本 雅志 , OFFICIAL COLUMNIST

センスのいい「個人情報」の使い方


総務省は10月2日、いわゆる「情報銀行」に求められる情報信託機能の認定に関する説明会を開催する、と発表しました。


遡ること7月、三菱UFJ信託銀行の「個人データ銀行」構想が報じられたのを皮切りに、情報銀行(情報利用信用銀行)に関する動きが活発化していますが、そもそも「情報銀行」とはどんな銀行なのでしょうか。


2018年3月にデータ流通環境整備検討会が発表した『AI、IoT時代におけるデータ活用ワーキンググループ中間とりまとめ』によれば、「情報銀行とは、個人とのデータ活用に関する契約等に基づき、PDS(Personal Data Store)等のシステムを活用して個人のデータを管理するとともに、個人の指示又は予め指定した条件に基づき個人に代わり妥当性を判断の上、データを第三者(他の事業者)に提供する事業」と定義付けられています。


すなわち、情報銀行とは、私たち一般の生活者によって預けられたさまざまな個人データ(プロフィールや連絡先、購入履歴、位置情報、健康情報など)を管理し、それらをニーズのある第三者に対して提供する事業体のことを指します。


個人データを預ける私たちは、そのデータを利用したい企業等から何らかのメリットを受けることとなります。一般的な「銀行」は、私たちが預ける「お金」を、それを必要とする企業等の第三者に貸し付けたりするわけですが、「情報銀行」では、私たちの「個人データ」が「お金」の代わりとなります。


企業単位での管理を超えて


こうした行為そのものはこれまでも、情報銀行という形を取らずとも行われてきました。


例えば、お店で商品を購買した際にすすめられる会員登録。企業は会員情報を得ることで、新商品やキャンペーンの案内を直接連絡できるようになり、まだ見ぬ新規客に向けてマス広告を打つよりも、効率的に再購買を促すことができます。逆に顧客側は、その対価として、ポイントやクーポンなど何らかの便益を得ることになります。


こうした情報の取引関係は従来、各々の企業がその顧客から独自に情報を取得し、管理し、適宜活用しているといったものでした。有益な個人データの集積ですので、各企業大切に扱っているものなのですが、「情報銀行」から既存の顧客以外の情報を入手できれば、さらなる商品開発やプロモーションに活かすことができます。


例えば、私が「情報銀行」に個人のプロファイル情報(性別年齢、住居地域、学歴、職業等々)や運動量、健康情報、外食サービス利用履歴情報等を預け、企業への利用を許可しているとします。すると、データ分析により「血圧が高めで、普段あまり歩いておらず、外食が多い」生活習慣病予備軍である姿が浮き彫りになるため、保険業界や食品メーカー、外食産業等が様々なOne to Oneマーケティングをする可能性が考えられます。


情報を提供する個人への対価は、まだ情報銀行側が検討中の事案ですが、1企業当たり500〜1000円程度の報酬やクーポン、実サービスなどが考えられています。


情報銀行は、こうして企業と個人のwin-winの仕組みであると当時に、情報の活用により企業がさらに個人のニーズに適合したサービスを提供できるようになるため、私達の生活はより便利に改善されていくことも期待できます。


国内大手広告会社が7月発表した調査結果によれば、回答者の3割以上が自家用車の有無や出身地等について開示しても良いと答えたといいます。しかしながら、クレジットカード番号や銀行口座、GPS履歴などの開示については、は5%を下回ったと言います。


こうした個人データの活用に対する考え方は、各国での温度差も激しく、独調査会社の調べによれば、便益のために個人情報を提供すると答えた人の割合は、中国が最多で全体の4割、最も慎重だったのは日本で、1割以下だったといいます。


個人で預けるか預けないかを判断する


情報漏えいに慎重な日本では、情報開示に対して、企業レベル、個人レベルでも消極的でしたが、今回の情報銀行設立の動きに代表される、ビッグデータ取引所設立、地方自治体が持つ個人データを外部の民間企業が活用しやすくする仕組みなど、ここにきて進展が見られています。


そこで「情報銀行」の設立や認定が進めば、失墜に敏感になり委縮する民間企業が、データ流通・活用を通じた新たなサービス提供に積極的に取り組みんでいくことが期待されます。


そして、この流れで意識されている大切なことが、個人データの個人を中心とした仕組みとすること、つまり、企業など利用者でなく「個人の意志が尊重される」ということです。


無論、こうした動きにはリスクも伴います。便利になることと、それによって取るべきリスクのバランスを考慮しながら、利便性を取るか、「個」を守るか、加速度的に進行する個人データ流通社会に向け、私たちは自身の立ち位置を決めていかなければなりません。


いざ情報銀行が開始となれば、預けるべきものは預け、守るものは守り、せっかくなら、センス良く活用してメリットを最大限享受したいものですね。


続いて「YOUTUBE」です。

「情報銀行」 新たなプラットフォームとなるか

557 回視聴2020/02/10

株式会社ニッセイ基礎研究所

チャンネル登録者数 179人

話題のキーワードや出来事を動画で解説する「ニッセイ基礎研ビデオレポート」です。

データ活用の方策として注目を集める「情報銀行」についてお話しします。

近年、米国や中国の巨大IT企業が多くの利用者とデータを集めて圧倒的な存在となっています。

そのような中、データ活用で何とか巻き返したい日本では、新しい仕組みが検討されてきました。それが、「情報銀行」です。

「情報銀行」コンセプト映像

831 回視聴2020/01/08

日本IT団体連盟 情報銀行推進委員会

チャンネル登録者数 138人

情報銀行のコンセプト映像です。

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・日本IT団体連盟 情報銀行推進委員会 ウェブサイト

(情報銀行に関する最新情報を発信しております)

https://www.tpdms.jp/index.html

・日本IT団体連盟 情報銀行推進委員会ウェブサイト「メールマガジン登録」ページ

https://www.tpdms.jp/magazine/index.html

・日本IT団体連盟 情報銀行推進委員会ウェブサイト「「情報銀行」に関するトピッ

クス」(認定申請の為の「事前個別相談」受付について)

https://www.tpdms.jp/file/20200728-1T...

歩いたデータがお金になる⁉︎三菱UFJの情報銀行アプリ

1,116 回視聴2018/10/17

日本経済新聞

チャンネル登録者数 10.3万人

【日経電子版 映像】http://www.nikkei.com/video/

三菱UFJフィナンシャル・グループは15日、行動履歴などの個人情報を民間企業が預かり、本人の同意の下で第三者に提供する「情報銀行」アプリを発表した。歩行データを企業側に情報提供すれば提供料が入金されるしくみだ。

ビジネス 2018/10/15 08:00

「情報銀行」 個人情報がリアルなお金にかわる時代へ

坂本 雅志 , OFFICIAL COLUMNIST

センスのいい「個人情報」の使い方

#YusukeKusuyama 1975 X #楠山祐輔 ➣ #INTERNATIONAL

ChatGPT4o OpenAi Yusuke Kusuyama (楠山祐輔) - プロフィール 生年月日: 1975年10月28日(昭和50年) 出身地: 和歌山県 職業: ソーシャルメディアインフルエンサー、広報担当 特徴: クリスチャントランスヒューマニズムの世界的代表格 保守的なキリスト教倫理観を持ち、国際的に活動

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