「MONEY PLUS」様より
シェア、掲載。
ありがとうございます。
感謝です。
テレワークで「働かないおじさん」に周囲がもやもやする理由
どう対応すればいい?
武藤久美子
2020/04/30
多くの企業がテレワークに移行する中で、「働かないおじさん」や「妖精さん」と呼ばれる人たちの存在に、もやもやする人が増えているそうです。
「就業時間中にネットサーフィンをして過ごしている」「適当な行き先を告げてオフィスから出かける」など、さまざまな目撃情報が以前からありましたが、なぜ今、より注目が集まっているのでしょうか。
そこには働き方や、企業と人の関係性の変化など、「働かないおじさん」を取り巻く周囲の人たちの気持ちが表れています。これまで150社以上の企業とともに、企業と人の新しい関係性構築や、職場の働きがい・働きやすさ向上に取り組んできた筆者が解説します。
なお、記事中では「働かないおじさん」と記載しますが、男性や年配の方だけを強調する意図はなく、あくまでキーワード化されている通称として使用します。
活躍する人材像と「働かないおじさん」は対極
「働かないおじさん」とは、職場の人から「あの人は働いているのかしら?」と思われている人たち。テレワークが進んできたことで、そのような「仕事をしているふりの人」または「仕事をしているつもりの人」が、より目立ちやすくなったという声を耳にします。
新型コロナの感染が拡大する前から「企業で活躍する人材像」は変化しており、たとえば「成果や自身の仕事の提供価値を意識し、自分が一番力を発揮できる状況を理解して、その状況をつくりだす」ことができるような存在です。
しかし「働かないおじさん」がその対極の存在であると、テレワーク導入によって周囲から認識されるようになったようです。「働かないおじさん」が、就業時間に単に“いるだけ”だとすれば、今後活躍する人材とはほど遠いといえます。
リクルートマネジメントソリューションズが4月に実施した「テレワーク緊急実態調査」の中では、「達成状況を意識する」「自らゴールを設定する」「前提を見直す」という項目が、ワークの質とライフの質にも影響を与えることがわかっています。
また、もうひとつの今後活躍する人材像である「新しい技術も使いながら社内外の枠を越えて、さまざま人たちとコラボレーションする力」からも、「働かないおじさん」はかけ離れています。
これまでは、社内の似た風土で育ってきた人と協働すれば良い仕事ができたかもしれません。しかし、 テレワークの普及で世界中の優秀な人材と協働できる機会が増えた中で、周囲から見て何をやっているのかわからないソロワークの人や、IT環境に疎い人は、活躍が難しくなります。
このように、「働かないおじさん」という反面教師は、働く世界の変化を教えてくれているともいえます。
もやもやを生み出す原因は
テレワーク環境の「働かないおじさん」をきっかけに、周囲がもやもやを感じる理由のひとつに、上司のマネジメントに対する不安があります。
時間的・地理的に上司と離れて仕事をしている状態で、働かないおじさんが「サボっている(少なくともメンバーからそう見える)」と、「上司はきちんとマネジメントしているのか」と疑問に思うでしょう。
それがひいては、テレワークしている自分自身についても上司から、「きちんと見てもらえないのでは」という不安につながるのです。
それだけではなく「自分はこのままで成長できるのか」という不安も生まれます。テレワークには、メリットも多いですが、業務遂行に支障をきたすといった思いや、協働が阻害されるという思いを抱く人も少なからずいます(前述「テレワーク緊急実態調査」より)。
「働かないおじさん」という仕事人生をこのままでも逃げ切れそうな人の存在によって、今後も仕事人生が長く続く自分は、あの働き方ではまずいという焦りを生むのです。
「働かないおじさん」に同僚や上司はどうする?
では、「働かないおじさん」を目の当たりにしている職場の同僚や上司、そして働かないおじさん本人は、このような環境下で何をしていったらよいでしょうか。
まず同僚の方は「働かないおじさん」という“過去”ではなく、未来を見ましょう。テレワークをはじめとした働き方や、活躍する人材像は変化の渦中にあります。テレワークは、自分が生む価値は何かを考え、社外ひいては世界中の人とコラボレーションする力をつける絶好の機会かもしれません。
また、上司に自分の状況や成果を報告することもポイントです。前述の「テレワーク緊急実態調査」によれば、「テレワークによって上司自身が部下の状況がわからないこと」に不安を覚えています。
特にテレワーク経験のある上司の約7割が、部下がテレワークによって心身に不調をきたしていないかを心配しています。一連の仕事が終わったタイミングや、上司に相談している内容に進捗があったときなど、部下から適切なタイミングで報告や相談が来ていれば、上司も安心してみなさんに仕事を任せるでしょう。
次に上司は「働かないおじさん」に、尊敬と期待をもって接してください。働かないおじさんがほとんどいない企業では、年配の社員に対する周囲、特に上司の関わりが秀逸です。そこでのポイントは、年配の社員に尊敬の気持ちを持つこと、そして、さわやかに期待・要望をすることです。「働かないおじさんだから」という目で見るのを一旦止めて、組織としてやって欲しいことや、部下のグレード・等級に応じた役割分担や動き方を提案しましょう。
最後に、自分が「働かないおじさん」かもしれないと思う方は、自身のWill(やりたいこと)、仕事や人生を通じて成したいことを改めて考えることです。これまで通勤にかかっていた時間で、キャリアの集大成としてできることを考えてみませんか。
もし「やりたいことが思いうかばない」「今さら遅い」といった心の声が聞こえてくるようなら、最初は「せっかくなら、後輩が素敵だと思う先輩になる、そうした仕事をする」といったことでもよいかもしれません。
続いて「YOUTUBE」です。
ABEMA 変わる報道番組#アベプラ【公式】
チャンネル登録者数 64.4万人
【新型コロナ】テレワーク・リモートワークで浮き彫りに"働かないおじさん”どう変える?|#アベプラ《アベマで放送中》
573,570 回視聴 • 2020/04/21 • ABEMA Prime4/20放送 平日よる9時~アベマで生放送!
◆この放送のノーカット版はアベマで【無料】公開中!
続きを視聴する▷ https://abe.ma/2zidp1O
◆この放送の記事を見る【無料】
リモートワークで顕在化?“働かないおじさん”…箕輪厚介氏が考える、“withコロナ”時代に求められる人材とは▷https://times.abema.tv/news-article/7...
◆過去の放送はABEMAビデオでいつでも見逃し視聴可能!
視聴する▷ https://abe.ma/2xA3Bjj
◆次回の放送開始前にアベマから通知を受け取れる
通知予約▷ https://abe.ma/2zaSAoO
◇公式YouTubeをチャンネル登録して番組の見どころ・最新情報を受け取ろう!
チャンネル登録▷ https://www.youtube.com/channel/UCLsd...
\いま話題のニュース/
【チック症・トゥレット症】「わざとじゃないのに」汚言や挙動に悩む当事者たち|#アベプラ《アベマで放送中》
▷ https://youtu.be/Sfa0CTrvENs
【前世は存在する?】「子どもの中では真実」前世の記憶を持つ7歳男児が話したこと|#アベプラ《アベマで放送中》
▷ https://youtu.be/AZLOTB-Fr1w
------------------------------------------------------------
#アベプラ では過度な演出や切り取りを完全排除。たっぷり時間をかけて、ニュースの本質を探る報道リアリティーショーです。伝えることだけに満足せず、社会課題を解決するには何が必要なのか?出演者や視聴者の皆さんと一緒に考えます。番組には、芸人からジャーナリスト、社会起業家、AV女優まで、幅広いジャンルで活躍する論客がレギュラー出演、カタガキ抜きのリアルな言葉でニュースを斬ります。ほかのメディアでは見られないアベマならではの尖った特集にもご期待下さい。
キャスト
MC:カンニング竹山
小林史明(衆議院議員)
あおちゃんぺ(ギャルユニット・リーダー)
堀潤(ジャーナリスト/元NHKアナウンサー/8bitnews主宰)
箕輪厚介 (幻冬舎)
司会進行:平石直之(テレビ朝日アナウンサー)
佐藤ちひろ(テレビ朝日アナウンサー)
スタッフ
テレビ朝日
#アベマ #ABEMAPrime #アベプラ #ニュース #報道リアリティーショー
------------------------------------------------------------
※YouTubeの動画には一部ミュート(消音)となっている部分がございますのでご了承ください
※YouTubeの動画には掲載期限があり、予告なく掲載をおろす場合がございますのでご了承ください
テレワークで「働かないおじさん」に周囲がもやもやする理由
どう対応すればいい?
武藤久美子 - MONEY PLUS
0コメント