強くなる!自分史上最高の体に!サクセスアドバイザー けんじさんより
しなやかな筋肉とスポーツと強さの関係は切っても切れない仲。
体を熱心に鍛えている人の中には、目的がトレーニングではなく、トレーニングで作った肉体を専門競技に生かしたい、と言う人も沢山います。あなたもその一人ですよね?
そうなると、単に「筋骨隆々」「細マッチョ」「ゴリマッチョ」こんな言葉で定義、形容される肉体だけでは用を成さなくなります。
「どんな風に動けるのか?どんな動きが出来るのか?」が問われるからです。
そこで今回は、しなやかな筋肉とスポーツと強さの相関関係について解説していきます。
強い人の筋肉は柔らかい
80年代のプロレスを観ていた世代はよくご存知でしょうが、初代タイガーマスク(佐山サトル氏 総合格闘技「修斗」創始者)の筋肉は、普段はとても柔らかかった様です。
指で押すと、指が入っていってしまう様な錯覚を受けるくらい柔らかかったそうですが、いざプロレスの試合となると驚異的な瞬発力を発揮していたのは周知の事実ですね。
それ以外にも、「普段は柔らかい筋肉」を持つ人の話は、沢山あります。
「しなやかな筋肉」が動きやスポーツにおいて高い成果を挙げられるのは間違いない事実でしょう。
佐山氏扮するところの初代タイガーマスクの最大にして最高のライバルと称された「ダイナマイトキッド」氏(2018年12月5日没、享年60歳)も、その筋骨隆々とした見た目とは裏腹に、レスリングをベースにした非常に柔軟な筋肉の持ち主であったことが実は知られています。そこからわかることは、「人は見かけによらない」ということです。「しなやかな筋肉は見かけによらない」とでも言いましょうか。
しなやかな筋肉のメリット(特にスポーツにおける)
しなやかな筋肉はスポーツ等で怪我をしにくい
しなやかな筋肉、しなやかな体と、固い筋肉、固い体とで、同じ運動をした場合の怪我の確立を比べたら後者の方が圧倒的に多いのが現実です。
しっかりと筋肉を鍛えることで「ガッチリした見た目」を手に入れても、それに伴ったパワースピードを支える「柔らかさ」「しなやかな筋肉」を手に入れないと怪我につながってしまいます。体全体の動きに対して、個々の筋肉のパワーがブレーキをかけてしまうからです。
筋力は、筋肉の量を増やすことにより獲得出来ます。しかし、それと「筋出力」は同じ意味ではなく、上手でスムーズな体の使い方を筋肉量、筋力のアップと並行して実践していかなければ、イコールではないのです。
筋力は筋肉の量に比例しますが、筋出力はその筋力を発揮する力のことを言い、「筋肉の量」に裏付けされた力をコントロールされて初めて発揮される力とも言えます。
さらには、そのコントロール力が優れていれば、「筋量の多い体の大きい」人間に「筋出力をコントロールできる体の小さい」人間が勝る、勝つことが出来るのです。これは私自身が格闘技の練習や試合で実際に多数見聞きしています。
しなやかな筋肉は動きやすく疲れにくい
しなやかな筋肉、しなやかな体は、そうでない人に比べて、日常生活やスポーツにおいて疲れを感じにくいものです。
関節自体の柔軟性は体全体の柔軟性に関わって来るのは当然ですが、筋肉がしなやかであることも可動域に関わってきます。
可動域が広く、関節がスムーズに動き、そして筋肉も強いものであれば自らの体の重心移動が楽になり関節にかかる負担は当然減ってきますね。より効率的な動きで動くことが出来る様になっていきます。結果、疲れにくくなるのです。
しなやかな体とは?
では筋肉だけを柔らかくしていけばいいのでしょうか?
そもそも筋肉は体の動きがあって作動するものです。体の動きには筋肉は必須、筋肉のしなやかな動きには体の動かし方が必須、と言えるでしょう。
どの様にしてしなやかに動かせる体を獲得すればいいのでしょうか?
ストレッチ、多関節運動、運動機能向上のトレーニングを取り入れる。
単にマシンやバーベルに向かい、単関節運動を繰り返すだけでは、大きな筋肉は獲得出来るかも知れませんが、ロボットの様な動きしか出来ない体になってしまいます。
そこに全身運動、全身を上手にスムーズに動かすトレーニングを取り入れて、体そもそもの動きをよくする、という方向性は絶対に必要です。ストレッチ、柔軟体操も欠かさないことです。
ここで指すストレッチは、運動後にすることをおススメする「静的ストレッチ」です。
トレーニングで追いこみ、パンプアップした筋肉と関節をストレッチを行うことによりほぐす時間を必ず持ちましょう。
それを行わずしてトレーニングを継続することは、しなやかな筋肉作りとしては片手落ちです。逆に筋骨隆々でもとても柔らかく可動域の大きな、しなやかな筋肉を持っている人は運動後のストレッチを欠かしません。
ヨガに取り組む。
しなやかな筋肉を得るのに、最近フィットネスの定番として実践者の増えた「ヨガ」があります。
ヨガスタジオなどはあなたの街にもあることでしょう。動きはストレッチに似ている部分も多数ありますが、違うところは明確に決められた呼吸法があるところです。
最初は辛いですが、継続していけばしなやかな筋肉を獲得することができます。
定期的にマッサージを受ける。
どんなにヨガを頑張っても、ストレッチをしても自助努力だけではほぐしきれない部分が出てきます。
特に年齢を重ねるほどにそういう部分が増えてきます。老化現象により仕方ないことではありますが、定期的にマッサージを受けることにより、自分ではできなかった深い部分のほぐしが行われ、とっても楽になります。これもまたしなやかな筋肉を持つことのメリットです。
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