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「批判を気にしない方法」 『道は開ける』デール・カーネギー
悩みのある方は多いと思います。
そんな方に、昔から、悩んでいる人が手にしてきた本を紹介します。
『道は開ける 』です。
『道は開ける』 は、もう何回も紹介しています。
悩みがあるとき(最近悩みが多いのですがf(^^;;)、この本を開くと、何らかの打開策が書いてある時があります。
机に付属している本棚の手の届くところに、『人を動かす 』と 『道は開ける 』は常においてあります。
『道は開ける 』を少しずつ読んで、思ったところを綴っていきたいと思います。
今日の題は、「批判を気にしない方法」です。
そのひとつ目。
エドワード八世・ウィンザー公の話が載っていました。
海軍士官学校の生徒だったころ、彼は、他の生徒たちに足蹴にされたそうです。
そのいじめに対して、校長が、他の生徒たちになぜそのようなことをしたかを尋ねたところ、
「私たちが、英国海軍の司令官や艦長になったとき、おれは昔キングを足蹴にしたことがあるんだぞ、といってみたかったんです。」
非難されたときには、それは自分に価値があるからだということをなんです。
何も価値がない人間は非難されることはない。
不当な非難に悩みそうになった時の第一鉄則です。
不当な非難は、しばしば偽装された賞賛であることを忘れてはならない。
死んだ犬を蹴飛ばすものはいないということを思い出そう。
では、二つ目です。
非難に対して、一つ一つ対応していくというのは、とても疲労させられる行為です。
ひとつの非難に対しての行動が、別の非難を呼んでしまうことがあります。
そうなると、己の信じた行動を貫き、後は神に任せるかもう気にしない。
「自分の信じることをやりきる」というところがポイントですね。
不当な非難をこうむった時の、第二鉄則です。
最善を尽くそう。
そのあとは古傘をかざして、非難の雨が首筋から背中へ流れ落ちるのを防げばよい。
最後の三つ目です。
三つ目は、自分自身を批判してしまうということです。
その時は、批判をすべて不当なものとせずに、もしかしたら建設的なアドバイスではないかという再評価をすべきだ、ということですね。
石鹸のセールスマンの例が載っていました。
彼は初めて石鹸を売り始めたとき、あまり注文が取れなかった。
石鹸の品質、価格には何ら欠点がないことは承知していたので、問題は彼自身にあると考えた。
ときどき彼は小売店の店に戻って言った
「私は石鹸を売りつけに来たのではありません。
あなたのご批判とご意見を伺いたいのです。
さっき石鹸を売り込もうとしたとき、私がどんなへまをしたのかそれを教えてください。」
この態度によって、彼は多くの友達をつくり、きわめて貴重な忠告を勝ち得たのである。
すごい話ですね。
「批判を気にしない方法」という趣旨からは離れてしまいますが、仕事をしていると「自分の意見を通すぞ」「自分の意見を通すことが仕事だ」と思っている人が多すぎますよね。
それじゃ、まとまる話もまとまらないなぁ。。。。
仕事で石鹸のセールスマンのように行動することに挑戦してみるか。。。。
話をもとに戻します。
非難を気にかけないための第三鉄則です。
自分の犯した愚行を記録しておいて自分自身を批判しよう。
私たちは完全無欠を望めないのだから石鹸セールスマンのやり方を見習おう。
偏見がなく、有益で、建設的な批判を進んで求めよう。
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