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【編集者のおすすめ】『世界は「習近平中国」の崩壊を望んでいる』河添恵子著 日本弱体化進めぬために 2020.1.25 09:30
本書の帯に「中共は21世紀のナチスだ」とありますが、ゲラを読了し、「習近平はもはや21世紀のヒトラーだ」という思いを強くしました。
著者はウイグルでの100万人単位の「強制収容所」の実態や、「呪われた医師」たちによる臓器収奪のすさまじさを、関係者の証言とともに告発していますが、これはアウシュビッツの再来と言っても過言ではありません。
ジェノサイド(人種・民族の集団殺戮(さつりく))の一歩手前でしょう。
また、オーウェルの『1984』に言及しつつ、中国共産党が「ファーウェイ」などを通じて5G覇権争いなどサイバー空間で勝利をおさめ、「ビッグブラザー」として世界に君臨する野望を抱いている事実を鋭く分析もしています。
そんなヒトラーにも例えられるべき習近平国家主席を「国賓」として迎えようとしているのが、今の日本です。
政治に妥協はあります。米中貿易戦争もときには小休止することもあるでしょうが、長期的トレンドは「中国封じ込め」です。
著者は「中国共産党からどれだけ日本のマスコミや知識人は貢がれているのか? 『報じない自由』に逃げる売国的メディアとお抱え学者、コメンテーターという肩書の電波芸者らの『明るい未来』があってはならない」と喝破します。
本書刊行後に、中国からの資金提供で捕まった情けない政治家を見るにつけ、中共の対日工作、さまざまな罠(わな)によって、日本弱体化が進んでいるのは明々白々。
手遅れにならないための理論武装として本書を手にして下さい。(ワック・900円+税)
ワック「歴史通・書籍」編集長 仙頭寿顕
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