「CCHR 市民の人権擁護の会」様よりシェア、掲載
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2015年冬 ‣ ニュースレター
暴かれた精神医療による不正行為
退役軍人たちへの薬物投与に終止符を打つ
退役軍人の自殺率は一般の人々のほぼ3倍に上り、我らが軍人たちのことを気に掛ける人たちは、その危機に対する緊急の解決策を探し求めています。 その解決策がCCHRの暴露ドキュメンタリー「隠れた敵:軍事に介入する精神医学」、それは向精神薬と退役軍人の高い自殺率や突然死、軍隊における暴力事件の増加との因果関係を明らかにします。
「向精神薬は過去のあらゆる戦争よりも遥かに多くの致命的な近代戦を帰還兵たちにもたらします。」と、米国陸軍グリーン・ベレー元第10特殊部隊「A」チームのハンニス・ラザム軍曹は語っています。
「帰還した退役軍人たちを極めて異常な経験をした正常な人として認識する、彼らのための回復プログラムを構築する代わりに、我らが退役軍人たちはしばしば抗精神病薬や精神安定剤、抗うつ薬を処方され、そのことに不平を言わず、それを受け入れてしまうのです。」
高位の勲章を授与された空軍パイロットかつ従軍牧師、国防総省の戦闘即応性研究の次官補に参与した臨床心理学者でもあるジョン A.ヘンケ元大佐は、こう語っています:
「退役軍人たちが戦争から立ち直るのを助ける代わりに、彼らの苦痛は強力な薬物で覆い隠されてきました。 オピオイド鎮痛薬や心の状態を変えてしまう向精神薬など、そういった薬物が依存を煽り、全国平均の2倍近くという退役軍人の患者たちの致命的な過剰投薬率に関与しているのです。」
2014年5月、ヘンケとラザムはニューヨーク初の上映会で語りました。 彼らと他の人たちは、強力な教育ツールとして、そのドキュメンタリーを退役軍人たちのために使い続けています。
精神医学による人権侵害に対する意識向上のための世界的キャンペーンの一環として、市民の人権擁護の会は大きなインパクトを与える12の移動式パネル展示会を後援しています。 ロサンゼルスのCCHR国際本部にある常設博物館に基づくこの移動式展示会は、過去と現在における精神医学の乱用を伝え、精神医療産業と製薬会社との癒着を暴き、世界中で何百万もの人々を向精神薬の依存症にしてきたその薬物のマーケティングの仕組みを明らかにします。
こうした移動式パネル展示会はあらゆる大陸を巡回し、立法府の施設内やその周辺、都市部の他の目立つ場所で開催され、その移動範囲はアメリカ合衆国を含む北米、中南米、ヨーロッパ、南アフリカ、アジア、オーストラリア、ニュージーランドにまで及びます。 この展示会には数多くの政府関係者や国会議員、医療専門家、精神科医や心理学者、退役軍人や軍関係者たちが訪れます。
神経学者の疑問 「突然死」
カリフォルニア州の神経学者フレッド・ボーマン・ジュニアは、数々の「自然死」とされている現役軍人ならびに退役軍人の400件近い不審死に関するリストをまとめました。
「20代の『自然死』とは一体、何なのでしょう?」と ボーマンは問い掛けます。
彼の調査では、「向精神薬の多剤併用療法、特に抗精神病薬によって4~5分で起こる、脈拍のない脳死を伴う心臓突然死である可能性が高い」という確信に至りました。
彼は2008年の初頭に永眠したアンドリュー・ホワイトおよび他3名のウェストバージニア州の退役軍人たち、すべて20代の症例から共通の要因を見出しました:「全症例が脳の病気(身体的な異常)ではなく、『心的外傷後ストレス障害』、精神的なものと診断されていました。全症例にセロクエル(抗精神病薬)、パキシル(抗うつ薬)、クロノピン(ベンゾジアゼピン系薬)といった、同様の多剤処方がなされ、彼らが永眠した時、すべて『正常』に見えたのです。」
他の医師たちやCCHRとともに、ボーマン博士は緊急警告を発しました:「私は軍に対し、心臓停止によると推定される突然死の異常発生の及ぶ範囲と原因が完全に明らかになり、完全に公開されるまで、あらゆる抗精神病薬と抗うつ薬の即時使用禁止を求めます。」
メンタルヘルスの分野に人権を取り戻す
非営利の精神保健監視機関として、CCHRが精神医療における人権侵害の根絶、およびメンタルヘルスの分野を健全なものにするための任務を遂行するには、会員と寄付が頼りです。 メンタルヘルスを改革するための世界最大級の活動を行う一員となるには、不当な精神医療行為から市民を守る170以上の法律の制定に寄与してきたこの団体へ加入しましょう。
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