「BON局長のコラム(キリスト教福音宣教会)」様より
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女性、母性、そして聖霊
コンサルタント業務で世界中を駆け巡る二児の父。 キリスト教福音宣教会(Christian Gospel Mission:CGM)で御言葉を学ぶBON局長が、世の中で起きる出来事、歴史、人物などを見ながら考えることを、三文くらいでも徳があればと願ってお届けするコラム。
中略
「女性」から「母性」へ
中略
マリアの処女性は神をこの地に導く門となり、同時に、メシヤを生むことで備えるようになった彼女の母性は、人類にとって天国に向かう門(メシヤ)を開ける鍵のような立場になったのです。
マリアと関連のある聖画のうち「受胎告知」は、つまり、命をかけて「女性」が「母性」に転換する、堕落したイブが聖母のイメージに転換する、そんな姿を描き出したと言えます。
実際、イブの「EVA」と「AVE Maria(アベマリア)」の「AVE」は同じ単語と考えられますが、「アベマリア」は天使たちのラテン語式挨拶であり、さらにエデンの園のエバが残した原罪の終わりを暗示するものだと見なせるでしょう。結局、「女性」は命をかけて「愛とその結実としての命」を守り抜く過程を通して「母性」に転換するのかもしれません。この点で「受胎告知」の聖画は、この地のすべての「聖母たち」のための絵だと言えそうです。
この「母性」の力は、すべて命あるものに命を維持させる、共通の、そして実に偉大な「力」です。三国遺事では、恵通という僧侶が出家したきっかけを説明する文章の中で、動物たちにも見出せる母性愛を示しています。恵通が子供の時、出家する前に、カワウソを捕まえて皮をはいで食べ、骨を捨てたことがあったのですが、翌日見ると、骨がなくなっていました。不思議に思って、血痕をたどってみると、その骨がもとの穴に戻って、子供5匹の世話をしていたというのです。これを見た恵通は、自分の腹を満たすための殺生に身震いして後悔したし、到底理解できない無限広大な母性愛の前にとても世俗の「父親」になる重みに耐えられないと心を決め、出家するようになります。
天母聖霊の時代
聖書の創世記にも、創造主が天地を創造なさった時、「われわれ」の形どおりにお造りになった「われわれ」のうちの絶対愛と命の神として天母聖霊が存在したと書いてあります。他の神話でも、太初に天の神ウラノス(Uranus)と広い胸を持った大地の女神が夫婦のような立場で多くの子供を生む場面を描いていますが、この女神がすなわちガイア(Gaea)、すべての神の母です。
初期のキリスト教徒たちは聖霊をとても重要なものだと考えました。新たな時代「新約」になり、天の歴史の新たな様相は五旬節のマルコの屋根裏部屋の「聖霊」の御働きから始まりました。聖霊が働きかけることで多くの人たちが地の果てから集まり、使徒の教えに従い、共にパンを分かち合い、祈る、まさに今日の教会の母体が作られるようになったのです。
その後、神学者たちは新約聖書に書いてある「聖霊の賜物」が教会でこれ以上必要ないといって、使徒達の時代以後には効力がなくなったと教えたりもしました。そうして、20世紀初めに聖霊と聖霊の賜物について再び強調し始め、「聖霊が満ち溢れた」教会を夢見始めました。「三位一体」に関しては、まだ多くの論争が進行中なのは事実です。
しかし、天才数学者であり科学者であると同時に、偉大な哲学者であり宗教思想家だったフランスのパスカル(Blaise Pascal, 1623~1662)は「神は神を探す人に御自身を完全に現すことを願い、避けることを願う人には御自身を隠すことを願う」と言いました。そして、「神を発見した後、神に仕える人たち、神を発見できていないので、全力を尽くして神を探す人たち、神を探すことも発見することもしないまま生きていく人たち」に分類し、このうち一番目の分類の人たちだけが合理性(理性)と幸福を同時に獲得できると言いました。
誰もが簡単に「聖霊の時代」について話しますが、聖霊はまことにその方を探す人にだけ御自身を完全に現されるでしょうし、その方を探し、共にする人たちを中心にして偉大な聖霊の時代を広げていかれるでしょう。
続いて「YOUTUBE」です。
SMAP×SMAP 西野カナ
2,260 回視聴2014/12/22
lalala.eiguger
西野カナ べビスマ 未公開トーク
147,156 回視聴2015/02/11
TES2111101
チャンネル登録者数 2990人
女性、母性、そして聖霊
BON局長のコラム(キリスト教福音宣教会)
2020年6月14日
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