#三橋 #藤井 - #岸田文雄 の2つの敵 大宰相へ !?

「新経世済民新聞 - facebook friend 藤井聡」様より

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2021年9月30日


【藤井聡】河野氏に勝利した岸田新総理は、

「改革&緊縮の新自由主義」と徹底的に決別すべきである。


From 藤井聡@京都大学大学院教授


9月29日の自民党総裁選で、岸田氏が勝利しました。しかもその勝利は「完勝」と呼ぶべきもので、「一次投票」においては河野太郎氏が「圧勝する」という大方の予想を覆し、一次投票の時点から岸田氏は「一位」となったのでした。


河野氏との票差はわずか「一票差」でしたが、この一位は極めて重要な意味を持ちます。


もしも、一次投票で河野氏が一位、岸田氏が二位ならば、政権運用において河野氏に大きく配慮せざるを得なくなるのですが、一次投票から一位ならば、河野陣営にそこまで配慮する必要がなくなるからです。


河野太郎氏に配慮した政権運営とはすなわち、「新自由主義に配慮した政権運営」ということ。つまり、河野太郎氏が一次投票で一位でなかったということで、岸田内閣は、河野太郎陣営の改革&緊縮路線に対して配慮する必要性が大きく削減されたのです。


なお、高市候補は惜しくも三位となり、決選投票まで進むことは出来ませんでしたが、一次投票の議員票では、高市候補は岸田氏に次ぐ二位となったのでした。河野氏は86票に過ぎませんでしたから、114票の高市氏は議員票で河野氏よりも実に28票も多くの票を集めたのです。


この結果もまた、岸田内閣における新自由主義=緊縮・改革路線に配慮する必要性を削減する結果と言えるでしょう。


そもそも高市氏は、財政におけるプライマリーバランス制約のデフレ脱却までの凍結を主張しており、消費増税を主張する程に財政規律を重視する河野氏と政策的に激しく対立していた候補でした。ですから、議員票で河野氏がその高市氏に敗北したということは、新政権において緊縮路線を採用する必要性が大きく削減される結果だったのです。


上述の様に、河野氏は今回の四候補の中で明確に、「改革・緊縮の新自由主義」を標榜する候補者でした。しかも、そのバックには、同じく改革・緊縮の新自由主義の権化とも言いうる現菅総理が付いており、かつ、同じく改革・緊縮の新自由主義の若手代表と言うべき小泉進次郎が付いていました。


つまり、河野氏の敗北は、河野路線、菅路線、小泉路線の敗北を意味するのです。


さらに言いますと、この四候補の内、唯一、新自由主義の権化政党である「維新」とつながりがあったのも河野太郎氏ただ一人でした。何と言っても維新の松井代表が「河野氏主張、維新に近い」と、わざわざ総裁選中に言明していたのです。


https://news.yahoo.co.jp/articles/acaed6d76bde9d4b44f5e4d3752c5d0134f957de


ということは、河野氏が総理総裁となれば、その河野氏に乗っかる形で菅氏がアトキンソン氏や竹中氏をひっさげて官邸への実質的影響力を「カムバック」させると同時に、維新もまた河野内閣に乗っかろうとしていたわけです。それはもちろん、維新も与党に入る「自公維政権」への布石であったことは確実です。


一方で、今回勝利した岸田氏は明確に「新自由主義からの転換」をぶち上げていました。株主や資本家だけが儲かる「新自由主義」資本主義から、労働者や地域社会にも、利益がしっかりと分配されるような「公益」資本主義の理念を明確に打ち上げ、令和の所得倍増を主張していたのです。


一方で、今回第三位となった高市氏は、積極財政と、改革から投資への転換をうたいあげていましたが、この政策的主張も明確に、小泉、竹中、アトキンソン、そして維新が主張する新自由主義を否定するものでした。


したがって、今回の総選挙は、新自由主義(河野)vs脱・新自由主義(岸田・高市連合)の戦いだったのです。


その視点で、改めて今回の総裁選を眺めると、決選投票で新自由主義(河野)が敗北したのみならず、既に一次投票の時点から、新自由主義陣営(河野)は完敗していたのです。


中略


脱・新自由主義は、議員投票で新自由主義陣営に「トリプルスコア」で勝利しているのみならず、「河野氏圧勝!」と事前に言われていた党員票においてすら、脱・新自由主義陣営が十分に勝利していたのです。


こうした選挙結果は、小泉内閣から20年続いた、「プライマリーバランス規律」と「構造改革」という二つのキーワードに象徴される「新自由主義政党としての自民党」に終止符を打つインパクトを十分に持ちうるものです。


後は、この選挙結果を、岸田文雄新総理が、どう料理するか-――の一点にかかっています。


まずは勝利演説にて、「数十兆円規模の経済対策を年末までにしっかりと作り上げなければならない」と言明されましたので、幸先の良い出だしとなりました。


しかし問題は、コロナが収束した後の政権運用です。ここで、各種マクロ経済指標が「デフレ継続」を明確に示しているにも拘わらず、プライマリーバランス規律を口にし出したとき……岸田政権は、かつての新自由主義の緊縮&改革を標榜する旧態依然とした「古い自民党」に逆戻りする事になります。


我々国民は、岸田新総理が、正しい道を歩む限りにおいて徹底的に支援しつつ、それとは逆に改革&緊縮といった「誤った道」を選ばないようにしっかり監視し、必要に応じて徹底批判する準備を今から重ねておく必要があるのです。


岸田新総理の諸政策によって日本再生が叶いますこと、心から祈念致します。


追伸:総裁選では、何とか河野勝利を避けることはできましたが、党員以外の「一般国民」は直前まで河野氏を支援し続けました。誠に情けなき世論状況……でしたが、なぜそんな事になっていたのかを、過日出演した『朝生』での議論を振り返りながら、「集団心理」の視点から考えてみました。是非、ご一読下さい。


https://foomii.com/00178/2021092607064585321


続いて「YOUTUBE」です。

岸田総理大臣、貨幣観を正し、大宰相となれ! [三橋TV第449回] 三橋貴明・高家望愛

62,813 回視聴2021/09/29

「新」経世済民新聞 三橋貴明 公式チャンネル

チャンネル登録者数 37.7万人

【速報】岸田政権誕生で日本は変わるのか?〜新総理の大転換を阻む2つの敵

9,486 回視聴2021/09/30

「新」経世済民新聞 三橋貴明 公式チャンネル

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【藤井聡】河野氏に勝利した岸田新総理は、「改革&緊縮の新自由主義」と徹底的に決別すべきである。

2021年9月30日

#YusukeKusuyama 1975 X #楠山祐輔 ➣ #INTERNATIONAL

ChatGPT4o OpenAi Yusuke Kusuyama (楠山祐輔) - プロフィール 生年月日: 1975年10月28日(昭和50年) 出身地: 和歌山県 職業: ソーシャルメディアインフルエンサー、広報担当 特徴: クリスチャントランスヒューマニズムの世界的代表格 保守的なキリスト教倫理観を持ち、国際的に活動

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