By 三輪尚士
今の日本の状況は幕末と同じ。マネジメント層はマインドをパラダイムシフトしていくべき。
幕末に似ている今の日本
今、日本は変化の狭間に置かれています。ある意味鎖国的であった日本は、今や少子化とグローバル化の波にどんどんさらされ、また急激な技術革新により、今まで日本の成長を支えてきた考え方や価値観、制度は、反対に成長を阻害するものになりつつあります。この状態は、幕末の時代の雰囲気に似ています。
「大政奉還」の必要性
自分がちょっと旧時代的だな、古き良き日本的な管理マインドだなと思う人は、いっそ「大政奉還」をしてみたほうがいいと思います。
そうすれば会社は大きく変わるかもしれません。
明治政府がスムーズに江戸幕府から移行できたのは、江戸幕府の「良いシステム」は「引き継いで」いたり、有能な人物は明治政府にも登用しているからです。
ただ旧価値観を壊すだけでは無政府状態になり、リビアのように内戦状態になるだけです。
「新時代」のために「廃藩置県」のように「変えるべきところ」は「変革」し、「良い部分」は「そのまま」引き継いでいく。
ここで分かるのは、経済成長、組織改革が上手くいかないのは、民衆や従業員やシステムの問題ではなく、マネジメント層のマインドの問題だということなのです。
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